LNスマートレイヤー

・このたびは、弊社商品をご採用いただき、誠にありがとうございます。本書には施工に関するポイントや注意事項をまとめております。商品の特性をご理解いただき、安全でより美しい仕上がりに施工していただくために、施工前に必ず本書をご一読くださいますよう、お願いします。

安全上のご注意

※この表示の欄は「傷害を負うことが想定されるか、または物的損害の発生が想定される危害、損害の程度」です。

施工上のご注意

1. 施工前の準備

梱包内容

床材

24枚(3.27㎡)厚さ3.9×巾150×長さ909㎜

使用する接着剤・増し貼りテープ

接着剤および増し貼りテープは必ず下記の専用品をご使用ください。

メーカー名商 品 名内 容 物使用量の目安
朝日ウッドテック(株)グルー WGMS-02専用接着剤
(760ml、1本入り、専用2穴ノズル付き)
1.5坪/本
増し貼りテープ LHT-55B専用増し貼りテープ
(巾15㎜×長さ5m)
フロア長辺方向と平行の
壁際長さ×2分必要(約2巻/8畳)

使用する工具

【用意する道具類】

・メジャー
・墨つぼ
・ウエス
・金づち

・掃除機
・カッター
・ノコギリ
・ハンドローラー など

2. 施工の手順

手順1
既存床の確認・調整

よくお読みになり、
美しく仕上げてください!!

施工可能な既存床構成の種類

既存床の種類放熱体の種類床下地の種類
1. 合板製フロア(クッション材付きフロアは除く)
2. 合板
3. 合板に木質繊維板を複合したフロア
ガス温水式床暖房
(15mm、12mm、9mm(※2)、5.5mm(※2))
ガス温水式床暖房以外の放熱体についてはお問い合わせください。
合板
二重床(※1)
4. ガス会社などの既築住宅向け床暖房システム(※2)
※1)マンションの二重床に使用する場合は、床の遮音性能について、管理組合の規約に従ってください。
※2)詳細は別途お問い合わせください。

施工できない既存床、床下地の例

既存床の種類床下地の種類
・木質系ボードが基材のフロア
※木質系ボード:パーティクルボード・MDF・インシュレーションボード・OSBなど
・クッション材付きフロア(防音フロア)
・無垢フロア、挽板三層フロア
・クッションフロア、フロアタイル など
・ウレタン、アミノアルキッド以外の塗装のフロア
(フッ素塗装、窒素塗装、オイル塗装、表面コート(コーティング)など
スラブ下地

既存床の状態と対処方法

既存床の状態対処方法
1. 表面状態ワックス既存床表面にワックスが塗布されている場合は、ワックス除去剤やサンドペーパーなどで除去してください。
表面剥がれ既存床表面の剥がれて浮いている部分を除去してください。
ヒワレヒワレによる表面の凹凸がなくなるまでサンドペーパーなどで均一に削ってください。
汚れ油汚れなどがある場合は、中性洗剤などで除去してください。
中性洗剤などで除去しきれない汚れがある場合はサンドペーパーなどで除去してください。
2. 平滑性不陸・
段差
巾反り
不陸は2mm/m以下・段差は0.5mm以下•既存フロアの巾反りは1mm以下であることを確認してください。
超える場合は、カンナ・サンドペーパー等で高い方を削るか、低い方に施工用接着剤を充填してください。

突起局所的な突起がある場合はサンドペーパーなどで除去してください。
凹み・穴凹み・穴がある場合は、施工用接着剤を充填して埋めてください。
3. ゴミ・ホコリ掃除機で完全に除去し、固くしぼった雑巾でふき取ってください。
4. 湿気既存床が湿っている場合は乾いてから施工してください。(含水率14%以下)

確認のポイント

手順2
美しく、バランスよく並べる。

仮並べ
割り付け

手順3
接着剤と両面テープでしっかりと固定する

フロア貼り基準線の墨出し

フロア長手方向のフロア基準線を墨出ししてください。

巾カットしたフロアへの増し貼り用テープの貼付け

接着剤の塗布

※短辺端までしっかりと塗布してください。
施工後の段差や床暖房使用時のウキの原因となります。

【壁際巾カット品の場合】

【フロアと既存床の接続箇所が一致する(15㎜以下となる)場合】

フロアの嵌合

フロアの圧着

※圧着が不十分な場合は、段差の原因になりますのでご注意ください。
接着剤が硬化した後に圧着しても、段差は解消されません。

〈目地コーキング処理をされる場合〉

フロアの継ぎ目やフロアと壁の間など、水分の染み込む恐れのある箇所には下記の方法で、目地コーキングをすることをお勧めします。

※コーキングを実施しても完全に膨れや変色を防止できるわけではございません。水分はできる限り早めに拭き取ってください。

ご注意

床暖房までに必要な期間
養生期間の目安

手順4
キレイにおさめる

納めかた

(1)壁際部分

(a)スロープ型見切材・L型見切材

※納め部材を使用しない場合、または巾木を付け直さない場合は、市販のコーキング(アクリル系)で隙間を充填することも可能です。

(b)インターフィット巾木

(c)コーキング剤での納め方

(2)玄関部分

手順5
施工後も美しく(養生)

養生

3. お引き渡しまでの間のご注意

換気についてのご注意

水濡れ等に対するご注意

工事業者様へ

施工終了後、この施工説明書はクリーニング業者様へお伝えください。

ワックスについて

LNスマートレイヤーには、ワックスを塗布する必要はありません。

クリーニングについて

JA-1N 25.08